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ANB Tokyo Opening exhibition

「ENCOUNTERS」

2020/10/11 - 11/8

「楕円のつくり方」

Curation:布施琳太郎、吉田山

Artist:長島有里枝、やんツー、NAZE、スクリプカリウ落合安奈、マーサ・ナカムラ、松田将英

スクリプカリウ落合 安奈  /  Ana Scripcariu-Ochiai  

《明滅する輪郭》/《Outline to Flicker》

 

2020

Print size: 998mm×716mm×30mm, 1004mm×715mm×30mm 

Material : Sewing vinyl on lambda print


A new work of the series from 2015

 

 

日本とルーマニア、2つの祖国で収集した名も知らぬ人々の写真。

縫い付けられたビニール袋によって可視化された「呼吸」は、自己と他者を行き交う成分を表す。
遠くに生きる顔も知らない人、既に亡くなった人物、憎い人、愛しい相手、その一部だった成分が、今の一呼吸によってあなたの一部になる可能性は0%ではない。

 

三輪車で遊ぶ少年、花嫁、母子、父親、
生きる時代も土地も民族も異なる人々に垣間見える、ある種の共通するものが浮かび上がる。

 

本作は2015年から制作している「明滅する輪郭」シリーズの新作である。

異なる国の異なる時代に撮影された左右の写真の中で、人々は滝の側で微笑んでいる。

また、二つの写真の足元の大地は、鑑賞者のイマジネーションによってつながっているように見えてくる。

 

 

時が経ち、顔の周りのビニールが朽ちると
写真には縫い跡の点線が残る。

 

 

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